『大本真代』
右(2)の『本』 字は(1)のように左右の払いで思い切って長く伸ばすのが望ましく、(2)の『本』 字は明らかに失敗です。
(2)は『大』が大きく『大本』だけを眺めますと『大』の持っている空間が広く『本』の点画で区切られた狭い空間と調和しません。しかし、『真』を含めて三文字で眺めますと『本』の中心部にあるせま苦しい空間
がやや緩和されます。そして『代』を含め四文字で見ますと『代』のもつ空間が広く『大』の空間と相対 して眺められます。
(2)は『大』から『本』で急に窮屈になっても下部の『真代』で段々ゆったりと作り、下部に上部と同じような空間をもってくる事により調和させようとしたものです。
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